これまで保護されてきた野生動物の一部を紹介します


2023年度は62件の救護がありました。リリースは約3割でした。

2022年度に引き続き継続治療(アマミノクロウサギ2頭)と、ルリカケス、アカヒゲが各1羽治療中です

動物園への移管は1件でした。


2022年度は63件の救護がありました。

リリースは4割、継続治療(アマミノクロウサギ)が2頭、動物園への移管が2件でした


2020年度は54件の救護がありました。リリースは約3割と平均的です。動物園への移管は3件でした。

2021年度は73件の救護がありました。



2023-1

ルリカケス

 

巣が崩壊しており親鳥らしき成鳥が近くで死亡しているという状況でした。

元に戻すことができないと判断し、状態を見た上で動物園へ移管しています。

2023-14

アカオネッタイチョウ

 

悪天候の翌日に不時着していました

しばらくしっかり給餌をし体重を戻した後保護地点から海の沖に出てリリースしました

2023-15

アカヒゲ

 

窓ガラスに衝突ししばらく収容してもらっていましたが、数時間しても回復がなく搬入

治療中に死亡しました

奄美博物館へ寄贈しています

 2023-16

アカショウビン

 

施設の窓に衝突し、翼を骨折してしまいました。

整復手術を行い、問題なく飛翔できるようになりました。無事リリースしました。


 

 

 

 

 

 

2023-33

オオミズナギドリ

 

例年11月に複数羽不時着があります。

悪天候とその年の若鳥が落ちてしまうと思われます。体重や状態を見て早めにリリースをおこないましたが」同時期に保護されている個体には痩せており死亡するケースもあります

2023-44

アオウミガメ

 

夏生まれの幼い個体が浜に漂着していました。前ヒレに傷があり、冷水によりさらに衰弱したものと思われます。

点滴治療や傷の保護を行い現在は奄美海洋展示館で飼養されています。

 

2023-50

リュウキュウコノハズク

 

県道で飛べずにいたところを保護されました。

目立つ骨折はみられないものの、足をかばい飛ぼうとしないことからも交通事故による強い打撲だと思われます。

 

安静に保つことで問題なく飛翔が出来るようになりリリースしました。

 

 

 

 

 

 

 

2023-52

ケナガネズミ

 

家屋裏でうまく動けなくなっているところを保護されました。

歩行困難をはじめ神経症状を示し、治療14日で死亡しました。

非化膿性髄膜脳炎と診断されています。

 

 


 2023-55

サシバ

 

道路わきで飛べなかったところを保護されてきました。搬入時比較的状態も良く態度も悪くなかったため一過性の脳震盪だったと思われます。

調査用のGPSを装着しリリースしました。

現在も追跡中です

 

 

 

 

 

 

 

 

2023-59

ルリカケス

 

道路わきで飛べずにいるところを保護されました。

翼の骨折をしており、現在治療中

間もなくリリース予定です

 

 

 2023-61

アカヒゲ

 

粘着にからまってしまい保護されました。

粘着から取ろうとしてしまったようで翼を傷めてしまいました。

(粘着は外さず連れてきてください)

 

粘着は取れましたが正常飛翔困難のため動物園への移管を相談中です

 

 

 2023-62

アマミノクロウサギ

 

道路わきの側溝で雨に濡れているところを保護されました。

両股関節脱臼、両目損傷、重度のけいれん様発作を繰り返し保護翌日には死亡しました。

現在大学に依頼し死因究明中です。

 


2021-4アマミノクロウサギ

交通事故により保護されてきました。

一過性の神経症状が見られましたが、内服により改善したため無事リリースしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

2020-38 アカヒゲ

ネズミ捕りの粘着に絡まっていたところを発見保護されてきました。

幸い粘着の程度も軽く、洗浄除去後リリースしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020-36 コミミズク

交通事故にあったようで翼を骨折していました。

経過も良好で無事リリースしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

2020-32 コシジロウミツバメ

民家の駐車場に落ちているところを保護されました。悪天候により外洋より飛ばされてきたかもしれません。

重度衰弱をしていたため死亡してしまいました。

博物館へ寄贈しています。


 

 

 

 

 

 

 

 

2021-28

リュウキュウアカショウビン

交通事故により保護されてきました。

翼の骨折をしており、整復手術を行いましたが飛翔に障害が残ってしまいました。

現在動物園と協議中です


 

 

 

 

 

 

2021-34

アマミノクロウサギ

重度外傷、衰弱、ハエウジ寄生で保護されてきました

おそらくネコによる咬傷が疑われます。

衰弱が激しく、翌日を待たずに死亡しました。

現在病理組織検査依頼中です。

 

 

 

 

 

 

 

2021-25 タイマイ 

釣り糸を飲み込んで絡まっているところを港で発見保護されました。

飲み込んだ釣り針の除去は島外の水族館の獣医師と相談し、除去せず組織に取り込まれる方向としました。

現在食欲もあり元気に過ごしているとのことです(現在、奄美海洋展示館にて飼育展示)

 

2020-27 シロハラクイナ(ヒナ)

 

道路わきに営巣・抱卵していたようで巣のまま誤認してしまったようです。

孵化直前だったようで1羽孵化しましたが、3日後に死亡してしまいました。

生まれたばかりのヒナはとても難しいです

 

 

2021-79 ルリカケス

 

粘着に絡まっているところを保護されました。

粘着はかなり慎重にはがして除去していく必要があります。

無事きれいになり、リリースしました。